END.clothingで海外通販する際、関税・消費税は商品代金に含まれていないので、後で払う必要があります。
関税と聞くとやたらとすごい金額を請求されるようなイメージがありませんか?
END.clothingの配送をするFEDEXから後日郵便で関税・消費税の請求書が届くのですが、いったいいくらくらいかかるのか?日本から通販した場合の具体的な計算方法をご紹介します。
END.clothingでかかる関税は後払い
END.Clothingで購入すると、商品代金に関税・消費税は含まれていないので、別途支払う必要があります。
Subtotal:商品代金
Shipping:送料
これに関税・消費税分を加えた金額が、商品の最終合計金額になります。
30,000円以上の購入であれば送料は無料になります。
END.clothingの発送はFEDEXですが、FEDEXの場合到着時に関税・消費税を請求されることはなく、後日FEDEXから郵便で関税・消費税の請求書が届きます。
この請求書を銀行やコンビニへ持って行って支払います。
関税率と関税の計算式
関税率は商品の素材によって違ってきます。
個人輸入の範囲であれば以下の関税率を知っておくといいかなと思います。
- 時計・・・0%
- 衣類、バッグ、スニーカーなどの靴(革製以外)・・・8~12%
- 革製の靴・・・4,300円または最大30%の高い方
特に気を付けたいのが革製の靴です。
これは本革を使っている靴が対象になります。
実際本革の靴を購入したことがありますが、関税はビックリするくらい高かったです・・・。
個人輸入の場合、関税・消費税の計算式は以下のようになります。
- 関税=(商品代 × 60%)× 関税率
- 消費税=(商品代 × 60%+関税)× 消費税率
個人輸入の場合、関税に関して覚えておくべき重要なポイントが3つあります。
- 国際送料は課税対象にならない
- 課税対象額は商品代金の60%である
- 課税対象額が10,000円以下の場合は免税になる
つまり、関税・消費税が課税されない場合があるということです。
ただし、個人利用を目的とした輸入の場合に限ります。
ここで誤解しやすい点が1つ。
商品代金が10,000円以下で免税になるのではなく、課税対象額が10,000円以下で免税になるという点です。
課税対象額は商品代金の60%になるので、課税対象額が10,000円以下になるのは、商品代金は16,666円以下ということになります。
中には商品代金が16,666円以下であっても免税に当てはまらない商品があるので注意が必要です。
商用利用の場合、関税・消費税の計算式は以下のようになります。
- 関税=(商品代金+国際送料)× 関税率
- 消費税=(商品代金+関税)× 消費税率
関税について思うこと
10年海外通販をしてきて関税について思うことは、
税関のサイトに関税率が載っていますが、見れば見るほど困惑してしまいよく分かりません。
というくらい、関税率はやっぱり複雑なんですよね、結局のところ。
全く同じ商品を同じショップから購入したことがありますが、関税の金額が違っていることもありました。
はい、テキトーです(笑)。
税関の人が検査して関税額を計算しているのですが、荷物を開けて検査する人によって関税額が違ってくるのって本当にどうかと思います。
何のために関税率が定められているのか?
例えば、スニーカーを購入したのに、ショップ側が品名の欄に「革靴」と記載すれば、革靴の高い関税が課せられることだってあるのです。
間違っていれば後から修正できますが、手続きが面倒くさすぎます。
ということで、自分が計算した関税額と実際に請求された関税額が違っていても、大幅な間違いがなければ、だいたいこんなもんかな~と思った方が、ストレスがありません(笑)。
では、END.clothingで購入すると、関税・消費税はいったいいくらくらいかかるのでしょうか?
具体的に計算してみましょう。
END.clothingで実際にかかる関税はいくら?
実際にEND.clothingで購入した場合の関税・消費税の計算方法を説明します。
END.clothingでの購入方法は下の記事でご紹介しています。
バッグを購入した場合にかかる関税
KENZOのBackpackを購入した場合にかかる関税・消費税を計算してみます。
バッグの関税率は8~12%なので、一番高い12%で計算することにします。
- 関税=(商品代 × 60%)× 関税率
上の計算式に当てはめると、
21,959円(商品価格)✕ 0.6 ✕ 0.12(バッグの関税率)=1,581円
関税額は1,581円になります。
- 消費税=(商品代 × 60%+関税)× 消費税率
上の計算式に当てはめると、
21,959円(商品価格)✕ 0.6 + 1,581円(関税額)= 14,756円
14,756円 ✕ 0.1= 1,475円
消費税額は1,475円になります。
- 合計金額=21,959円(商品価格)+ 1,500円(送料)+ 1,581円(関税)+ 1,475円(消費税)+550円(通関手数料)= 27,065円
革靴を購入した場合にかかる関税
Monclerのブーツを購入した場合にかかる関税・消費税を計算してみます。
革靴の関税率は4,300円または最大30%の高い方なので、一番高い30%で計算することにします。
- 関税=(商品代 × 60%)× 関税率
上の計算式に当てはめると、
69,305円(商品価格)✕ 0.6 ✕ 0.3(革靴の関税率)=12,474円
関税額は12,474円になります。
- 消費税=(商品代 × 60%+関税)× 消費税率
上の計算式に当てはめると、
69,305円(商品価格)✕ 0.6 + 12,474円(関税額)= 54,057円
54,057円 ✕ 0.1= 5,405円
消費税額は5,405円になります。
- 合計金額=69,305円(商品価格)+ 0円(送料)+ 12,474円(関税)+ 5,405円(消費税)+550円(通関手数料)= 87,734円
やっぱり革靴の関税は本当に高いですよね・・・。
革靴に限っては、日本で購入する方が安い場合があるので、よく価格を比較してみて海外通販で買うべきか否かを判断して下さい。
まとめ
今回は、END.clothingを日本から通販した場合に、実際にかかる関税や消費税について解説しました。
関税って日本でお買い物をする場合は無関係なので知らない方も多いかと思うのですが、関税のことを全然知らない時に聞くと、やたらとすごい金額を請求されるようなイメージなんですよね。
実はそうでもなくて、知識として持っていれば何もビックリすることはありません。
私も海外通販での1つ1つの積み重ねや経験が知識となって、今では海外サイトで海外通販をしていても日本で通販しているかのような感覚でショッピングを楽しむことができるようになりました。
英語が小学校で必修科目となってきた今、英語を読み書きできる若い世代の子たちが増えるにつれ、私たち日本人が海外のサイトでも当たり前のように通販をする時代がもうそこまで来ているのでは?なんて想像したりもします。
そして、是非そうなってくれたらいいなと思います♪
同じ商品ならば、日本でも海外でも一番安いところで買いたいですもんね!
革靴以外は、関税はほぼ10%で計算!
私は毎回毎回細かい計算をするのが苦手なので、革靴以外は「商品金額+10%強」が合計金額に近いであろうと思って商品の到着を待っています♪
そして、だいたいその計算は合ってます(笑)。